ワインは単純に大きく分けると、赤、白、ロゼの3種類に分類されます。
100mlの場合のカロリー表示は、赤、白はともに73キロカロリーです。
ロゼは77キロカロリーと若干高めです。
ちなみにワイングラス1杯は、213mlが一般的です。
また、ワイン100mlの場合の炭水化物の含有量は、赤が1.5g、白が2.0g、ロゼが4.0gです。
次にアルコールグラム数は、赤が9.3g、白が9.1g、ロゼが8.5gです。
純アルコールは、1gが約7キロカロリーです。
こうした結果から、アルコール度数の高いものほどカロリーが高くなり、逆にアルコール度数が低くても炭水化物が多いロゼは、カロリーが高くなるという予測ができます。
では、大好きなお酒を楽しみながらのダイエット法はないのだろうか、というのは誰しも願います。
願うどころではなく切望の域です。
お酒の楽しみは、年齢を重ねるごとに多様に深くなっていきます。
それは人生を輝かせる豊かさであり、生きがいであります。
またお酒を楽しく飲むことは、よき仲間に出会い、素晴らしい思い出を幾つも作るチャンスに恵まれます。
そんな気持ちを抱きながら毎日を過ごしているのに、身体は知らず知らずのうちに蝕まれていることがあります。
それは、若い頃と比較し、年齢を重ねてきた現在において、身体の異変に気付く場合です。
いいえ、今まで見て見ぬふりをしてきたのかもしれません。
鏡の前に立ち、自分の姿をまじまじと見つめるのが恐い、私の場合、そんな気持ちが無意識に働いていたのかもしれません。
私は現実の私を、なかなか受け入れることが出来ずにいました。


私は心のどこかに、自分の身体はこのままではいけないと思っていました。
思いつつも、見て見ぬふりをしていた代償が、ついにやってきてしまいました。
それは毎年行われている会社の健康診断が、私の青天の霹靂でした。
私の開口一番は、嘘でしょう、という呟きでした。
血液検査や体重、臓器の状態、ある程度のことは覚悟していましたが、ショックでした。
私は涙を浮かべつつ、医者に相談し、友達に愚痴をこぼして、ダイエットを決意することになりました。
しかし、いきなり体重を減らしたりするのは、とても大変です。
私1人ではとても出来そうになかったので、私と体形が似ている友達を巻き込むことにしました。
しかし赤ワインをこよなく愛するわたしにとって、日々の晩酌がなくなるのは、とても我慢が出来ません。
どうにかならないかと思い、色々調べたところ、私の場合、摂取する量と、ワインと一緒に食べる物の種類が良くないのだということを突き止めました。
そこで考え出したのが、ながらダイエット法です。
胃腸の吸収率は16時以降から高まるということなので、炭水化物や糖類は、なるべく明るいうちに食べることにしました。
大好きな晩酌の時間では、野菜類、特にキャベツをとることにしました。
こうすることで、肉やチーズ、スナックなどの摂取量を抑えました。
またお酒を飲んでいる時には、一切水分をとらなかったのですが、それをやめました。
お酒と同量か、もしくはそれ以上の水分をとるように心がけました。
水分はもちろんノンカロリーです。
これでだいぶ酒量も抑えることが出来ました。
それから1年半が過ぎ、今では体重が少し減少し、体調がゆっくりと快方に向かっています。